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※素人の戯言なので観賞本数増えるごとに点数は微調しています。悪しからず。

2014年2月11日火曜日

映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』77点


2014年2月9日観賞。


180分=3時間にも及ぶスコセッシ×ディカプリオ劇場。
その3時間ひたすらに下品。徹底的に下品。
レオ様とその奥様
奥様はノーパンだよ!!

















毎回グロテスクともいえるほどの徹底的な描写にこそ
名匠マーティン・スコセッシの本領があるのだが、
そんなスコセッシが71歳にして・・・
いや、71歳って完全なおじいちゃんなのに!
このおじいちゃんが71歳にしてここまで下品な作品を
作り上げるエネルギーと想像力に恐怖すら感じる。















本気を出して「下品」と「金」を徹底的に、躊躇無く、
これでもかと言うほどに「映画」を通して描ききったのが今作。


71歳の巨匠スコセッシにかかれば、
「下品」という言葉に唾を吐きかけるかのように
「下品」を最上級までに突きつけて映像化する。














だからR-18も納得。
不愉快になって途中退出する人がいたって納得。

SEX・SEX・ドラッグ・ドラッグ・ドラッグ・ドラッグ・ドラッグ!!!
会社でパーティーなんて当たり前!
会社でも会社のエレベーターでもSEX!!!












証券マンってここまでチャラいの?
俺の同期で野村や大和に就職したやつらは大丈夫なのか?
と、不安になるくらいにとにかく徹底的に
金と女とドラッグと全ての欲にまみれたディカプリオが180分。


そのディカプリオのイカレぶりはとにかく最高で妥協が無く、
これは初のアカデミー賞も夢では無いというか与えるべき!
















彼の存在だけでこの映画はプラス5点くらいの価値がある。
彼の演技だけでもこの映画は3時間観る価値がある。


だが、逆に言えばこの映画はそれだけの映画とも言える。

繰り返しになるが、71歳の巨匠スコセッシがディカプリオと共に
一切の妥協無く、実話に基づいた「人間の欲」と「金」を、
徹底的に「下品に」エンターテイメントとして描ききった。
普通に面白くて笑ってしまうし、下らなさすぎて、下品すぎて
苦笑という名の笑いがこぼれるシーンもたくさんある。

たまにあるカメラ目線&ドヤ顔で観客に語りかけるレオ様
このシーンは好きだ














そうやって、この映画はただ何も考えずに3時間楽しめば良いのだ。


拝金主義の是非がどうだとか、
アメリカ経済の矛盾だとか、
そんな政治的、社会的談義は必要ない。


ただ単に「欲にまみれる」とはまさにこのこと!
「下品」「外道」とはまさにこのこと!

ウーマンラッシュアワーの村本や有吉すらも
ただの真人間にしか思えないほどの
まさに「下衆の極み」を120%映像化した
スコセッシ&ディカプリオの決死の挑戦を観て損は無い。

ただ3時間はちょっと長い。




「このペンを俺に売ってみろ」

あなたはどう答えるだろうか?





2 件のコメント:

  1. この作品、未見ですが楽しみですね~。
    町山智浩さんいわく「金融版グッドフェローズ」だとか、

    ただやはりロバート・デニーロ&スコセッシの復活してほしい!

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    1. コメントありがとうございます。
      いききった映画で面白かったです。
      ただ3時間は必要あるのかなと・・・

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