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※素人の戯言なので観賞本数増えるごとに点数は微調しています。悪しからず。

2013年4月10日水曜日

映画『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』78点



Amazonで991円だったから、DVDを購入して久しぶりに見た。
やっぱりガイリッチーはデビュー作である今作と『スナッチ』だ。

スナッチ同様に、99年の映画とは思えないほどの
スタイリッシュな映像と編集。

比べるのすら失礼だとは承知だけれども、
同じ映像を扱う人間として、
彼の編集・映像加工技術は非常に刺激的で、
少なくとも映像編集という観点では、
「映画」という概念を覆したと言っても過言ではないと思う。

そんな今作でデビューしちゃったもんだから、
それはそれは圧倒的な才能を英国人は感じたことだろう。

スナッチも同様だが、秀逸な脚本で描かれる群像劇。
最後の最後で点と点と点と点が線に結びつく。

その着地までに向かうカタルシスは相当なもので、
見ている者を興奮させる。

そして忘れちゃいけないのが、脇を固める個性的な俳優陣。
どれも印象的で、一度見たら忘れない顔とキャラばかり。
さらに、今をときめくジェイソン・ステイサムの
デビュー作でもあるわけだけど、彼もまた良い。

ただやっぱり、作品としては、
ロックストックとスナッチが斬新すぎて
格好良すぎて面白かったために、
ガイリッチーはあのマドンナと結婚しちゃったりもするんだけど、
それと同時に長いスランプに陥るわけで…
世の中うまくいきませんね。

最近はシャーロックホームズシリーズで復活を遂げた
なんていう噂も聞いていますので、
そちらの方でもう一度、あのガイリッチーを堪能できることを
願いつつ、鑑賞してみようかと思います。

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