注意事項

※素人の戯言なので観賞本数増えるごとに点数は微調しています。悪しからず。

2013年6月30日日曜日

映画『ハングオーバー!!! 最後の反省会』58点


2013年6月29日鑑賞。

会場は終始笑い声に満たされる非情に楽しい映画だった。
だが、冷静に考えれば、いや、冷静に考えなくても、
この映画は1・2を観ていない人間が、3である今作から観るメリットは
特に見当たらないし、新しさも特にないわけで。


流石に3ともなると、笑いの種、ネタが3週目を迎えるわけで、
若干というか、かなり、無理のある、
豪腕でぶち込んだ笑いみたいなものが散見されるわけで。


とはいえ、冒頭にも書いたように、
1・2を観ている「ハングオーバーファン」であれば、多少なりとも
何も考えずにただ笑っていられる鑑賞時間を過ごせるし、
多くの不特定多数の人と同じものを観て、
同じタイミングで笑い合うというのは悪くない体験だ。

曲がりなりにもバラエティ番組を制作する立場でもある自分にとって、
「笑い」というのは、やはり確実に人類普遍のものであって、
より多くの人を笑わせることが出来ると言うことは幸せだ、
みたいな陳腐な感想も抱くことが出来た。

だから、まぁ観に行って損は無かったのかもしれない。




2013年6月23日日曜日

映画『華麗なるギャツビー』72点




まず結論から言ってしまえば、この映画は、
バズラーマン監督のさすがと思わせてくれる
エレガントで美しく、それでいて豪華絢爛な世界観でもなく、





レオ様を全世界のアイドルたらしめたタイタニックを超える
満身創痍の甘すぎる笑顔でもなく・・・












キャリーマリガンの圧倒的とも言える可愛さ。
これに尽きる。これだけで観る価値がある。














143分という、やや長いと思わせる上映時間を、
長いどころか「もうちょっと観ていたいんだけど!」
と思わせる、圧倒的な魅力と輝き、
もはや人類における女性としての極限美を体現している、
そこまで言ったら言い過ぎかと書いていて思うが、
いやそれでも、言い過ぎではないから訂正しない。
写真も何枚でも貼りたくなる。


つい先日までAKBの選抜総選挙で興奮していた自分が恥ずかしくなる、

「さしこが1位ってのは逆にエンターテイメントとしてはありだよ」

なんて、例えスクリーン越しだとしても、
キャリーマリガン様を前には口にも出せない!

「W松井と難波の2トップの躍進は、打倒AKBという
 地方(支店)VS東京(本店)という新たなステージの大枠を
 明確にし、それは同時に48グループ自体が
 まだまだ発展途上であることを証明した!」

なんて、ドヤ顔でつぶやこうとしていたことが
心から恥ずかしくなる完璧なマリガン様の「美」!

AKBの登場以降は、「完成された美」みたいなものに対して
久しく興奮を覚えていなかった、
それは恐らく、遡ってしまうと『モテキ』における長澤まさみ











以来、沸き起こることがなかった感情だ。
これらの「完成された美」は、それを鑑賞しているだけで
人が満足し得るという最高級の美だ。
芸術品としての美と言っても良い。
何分だって、何時間だって観ていられる。



しかも今回のキャリーマリガンは、
144分という2時間半にも上る長時間、

「キャリーマリガン出てこないかな」
「キャリーマリガン次はどんな衣装着てるのかな」
「キャリーマリガン別の角度でも観たいな」


とか、思わせてくれる。
思わせ続けさせてくれる。
こんな女優というか、女性はなかなか現れない。


『プラダを着た悪魔』のアンハサウェイ















にも同様の「美の力」みたいなものを感じたが、
今回のマリガンちゃんはそれをも凌駕する。


そういう意味で、
このキャスティングとマリガンを彩る衣装達を含めた美術の力は
偉大なものとして評価されるべきなのかもしれないが、
とにかく鑑賞後、残るのは、「キャリーマリガンの美しさ」。
それに尽きるのだ。


もちろん、レオ様の『ジャンゴ』における圧倒的な存在感とは
また違う角度でその実力を発揮した、ギャツビー役も
拍手を送るべき対象であったし、













(画像のシーンには笑った。日本のコントのようだった。)



トビーマグワイヤの上品に抑圧された演技も光っていたし、
映像化不可能と言われていたフィッツジェラルドの小説を
映像・音楽・美術で見事に原作の持つ味とは異なる世界観を構築し、
村上春樹の翻訳がクソみたいに平穏で、
味気のない描写にさえ見えてしまう映画を作り上げた監督は
評価されるべきであるが、そんなことはどうでもいい!



全てがどうでも良くなるほどの美しさ。
とにかく可愛い。

その表現だけで事足りる女性は他にいない。
今回のキャリーマリガンには、それだけの価値がある。
それだけで144分椅子に座っている意味がある。
キャリーマリガン万歳!
お母さん、AKBのことばっかりつぶやいてごめんなさい!


2013年6月17日月曜日

映画『エンド・オブ・ホワイトハウス』60点



2013年6月17日鑑賞。

アメリカ最強!アメリカ万歳!の120分。
2時間の時間つぶしとしては問題ないレベル。


PR見ている限りは敵がどんなものなのかよくわかりませんでしたが、
ここまで北朝鮮を極悪非道に描いているとは…
ということは、なるほどだからPRでは「北朝鮮」というONが
一度も無かったのかと納得できる内容。


しかしここまで最弱かと思えるくらいホワイトハウスの警備は手薄で、
文字通りなすすべ無く殺されていくアメリカ人達。
だからこそ見る前から分かっているけど、最後まで一応見たくなる
正義が悪を倒すカタルシスは倍増するってことなんでしょうか。


この映画を見て本当のアメリカ人達はどういうリアクションというか、
感想を持つのか聞いてみたいです。
なぜなら、この映画におけるアメリカ最強!
の胡散臭さというか痛さが尋常ではないから。
日本人の僕にはそう思えてしまうから。


それでもやはり、アメリカンは鑑賞中、
熱狂という名の絶叫をしちゃうんでしょうか。

エンターテイメントとして見るのであれば、
ダイハードの方がはるかに気持ちが良いです。
ドッカンドッカン、どや!この爆薬の量!

そんなハリウッド的ドヤ顔の方が気持ちが良いです。
本当にそこにはきな臭い思想も何もないから。